自分自身は頭が悪く(私立の高校)、BMIにも引っかかる、凡人だ。
それでも、航空自衛隊10年務めた身として、
個人的に思う、自衛官候補生がおすすめ!!
それはなぜか??
自衛隊を経験してる身としては
自衛官候補生の方が色んな意味でメリットがあるため!!
なので、自衛官候補生(以下略、自候生)、一般曹候補生(以下略、曹候補生)の違いや
メリット、デメリット、裏話など、書き残しておきます!!
合わせて読みたい
自衛官候補生とは??
自候生は、わかりやすい事で言えば
「契約社員」です!!
自衛隊で言うと「任期制度」
航空自衛隊において任期制とは、
入隊してから1任期(3年)、2任期(5年)、3任期(7年)、4任期(9年)
それぞれ各任期ごとに、満期という形で退職することができ、そのほか任満金(早期退職)という意味でお金を受け取ることができる。
新隊員制度とは違い、自候生は着隊からの3ヶ月間(教育隊過程)は階級はもらえない。
自衛官候補生における
曹昇任試験は満50点
一般教養で国、数、英、3教科 20点 防衛教養 30点 計50点
一般曹候補生とは??
これも、わかりやすく言えば
「正社員(仮)」です!!
一般的なことで言うと「終身雇用」
自候生とは違い、満期制度はない。
自候生とは違い、曹昇任試験の問題数(一般教養は除くため)少ない。
自候生とは違い、着隊時から階級(2等空士)は付与される。
一般曹候補生における
曹昇任試験は満30点 (防衛教養のみ満30点)
って事で違いはおおむねこんな感じ!!
自衛官候補生のメリット、デメリット!!
個人的に思う
メリット
- 在職中でも満期退職金はもらえる
- 在職中でも一般曹候補生の試験が受けれる
- 任期制なので就職の援護(民間の情報など)が受けれる
- 就職のあっせんを受けれる(資格取得)
- 昇任試験30点以上取れば、基本、補生と同じ土台(二次試験)
デメリット
- 補生に比べ昇任しにくい(部隊による)
- 昇任試験30点未満は2次試験にはいけない
- 昇任試験対策で時間がとられる
- 体力や一般(国、数、英)の努力は必要
- 試験日が近づくにつれ、プレッシャーをかけてくる人がいる
デメリットの補足説明
昇任しにくいとのことだが、その部隊の中の、空士の人数が多ければ昇任率(枠の話)で昇任しにくい。その部隊の昇任の枠(昇任できる人数)がどれだけ多くの枠をもって来れるか?の話
一般曹候補生のメリット、デメリット!!
メリット
- 昇任試験が10点でも二次試験いける
- 基本あまり努力しなくても曹に上がれる
- 勤務以外で時間をとられることはない
- 時間は自候生に比べ時間は取れる
- なので趣味を堪能できる
デメリット
- 中途退職だとあまり退職金もらえない(勤続年数による)
- 自衛官候補生みたいに満期金は無い
- 曹候補生でも事案を起こすと昇任しにくい。
- 8年目以降の昇任は、空曹予定では教官から訳アリの人として見られる。
- 援護が使えないため、自分で就職先や対策を行なければならない。
- 辞めるって言ってから、時間、日数はすごくかかる(半年以上)
- 辞めることがデメリットだらけ。
考え方によると思うけど・・・・
大体の人の考えはざっくりで言うと・・・
自衛官候補生→自衛隊経験をして、お金貯めて、辞めるという考え
一般曹候補生→自衛隊にずっといたいという考え
だと思う。
けれど、お金貯めれて、昇任したい!!ってなれば
自衛官候補生 をおすすめする!!
国、数、英語の苦手だった俺からしたら
一般教科の試験は一般曹候補生よりも、
曹昇任試験の方が問題数は少ないし、
過去問で範囲がわかるから勉強や対策(努力)
その他、頭のいい同期から教えてもらったりしたら、点数が上がったりする!!
ほんと同期がいてよかった!!って思った瞬間である!!
自衛官候補生は曹昇任試験30点以上取れば、二次試験に行ける
二次試験行ければ、基本、曹候補生と同じ「土台」どんぐりの背比べ)
そして
正直に言って航空自衛隊は人間関係以外は居心地が良かったりする
自衛官候補生も一般曹候補生も同じ「空士」
空士の期間約9年間は色々と挑戦できる!!
空士(自衛官候補生)在職中でも
一般曹候補生、航空学生、
救難員試験などが受けれる
その他、民間での消防や警察も受けてもいいだろう
で、自衛隊のリアル(現実)を知り、もし自分に合ってないって
ことがあれば、退職金を使って、次の事にチャレンジするのもアリ
航空自衛隊は・・・
入隊前だと右も左もわからない事だらけである・・・
広報担当者は「嘘」は言わないが「嘘つき」である!!
なので
一般曹候補生 でだらだら「昇任するからいいや~」って自衛隊生活過ごすよりも
自衛官候補生 で色々と挑戦して花形になる職種であれば
自衛隊生活は楽しくなる!!
頭が悪くても、体力に自信があれば、救難員を受けるのもいいだろう。
試験の内容が緩和され、受けやすい環境にもなった。けれど試験は緩和されても、過程内容は変わらないのでご注意を・・・・
その他にも、在職しながらも、パイロットの近道でもある航空学生も
挑戦したりいいだろう。
本当にパイロットになりたいってなれば、空自ならでは、何かとパイロット
との間近に話せる機会は全然ある!!
因みに補足として(勘違いされそうなので)
一般曹候補生も救難や航空学生も在職中でも受けれます!
同じ3曹でも自候生と一般曹候生出身で給料変わるのか??
現役自衛官でも意外と知らないのですが経験した身としては、(会計隊ならご存じだと思う)
- A隊員 自衛官候補生→8年目で3等空曹
- B隊員 一般曹候補生→4年目で3等空曹
※A、B隊員とも入隊期別(年度)は同等
現在はA隊員、B隊員とも10年勤務
この流れで言えば、B隊員が早くに3曹なっている事から給料が高いと思いますが
実際の所は、A、B隊員の月額の給料は同じです。
調べたらわかるのですが、自衛隊の給料は
勤続年数+階級=号俸(給与)なんです。
そういう考えだと、自衛官候補生で7年(3任期)満期金を受領したのち、階級を3曹になると、受け取れる金額が10年という目で見れば一般曹候補生より自衛官候補生の方が多いです。
年齢が55歳までの退職金には影響があると思いますが、若い時の方が何かと行動しやすいのもメリットだと、個人的には良いと思ってます。
教育隊での裏話・・・・
試験が受かって空曹予定者過程での教官との話で
一般曹候補生で8年目で3曹昇任した人で
「あいつらは、あまり努力しなくても3曹にはなれるからなー」
曹候補生で昇任が遅い人は何かしらある人
その何かしらある人とは
勤務成績が悪い人、借金がある人、不倫など、色々と訳アリの人で
人事記録にかかれている人で教官達は、そういった目で班員を教育し見ている。
けれど
自衛官候補生は、「8年目でやっとなれたんやな」、って思う人いて、努力して勝ち取ったんやな!!
悪者になりきってる教官からのささやき声は、頑張ってよかったっていう気持ちになった!!
最後に・・・
それぞれ、自衛官候補生か一般曹候補生のメリット、デメリットで上げたけど
経験している身からしたら、
自衛官候補生がおすすめする!!
考え方は人それぞれだけどね!!
もし、疑問、意見、質問があればぜひコメント欄にお願いします!!
おわりッ!!
コメント
こんにちは
お聞きしたいことがあります。 管理人様が在職中に自衛官候補生から一般曹候補生を受験した方はいらっしゃいますか?
もし、いらっしゃった場合、受験された方は無事に合格してましたか?
私も現職の自衛官候補生で、近日中に一般曹候補生を受験する予定なので、どれくらいの合格率なのか気になって仕方がありません…
受験された方の勉強量など些細な情報でもいいので、お答え出来る範囲で教えて下さい。
こんにちは
コメントありがとうございます!!
一般曹候補生は年2回の試験があります。
試験内容が一次試験が、国、数、英、作文、性格検査と思います。
マークシート形式で選択問題になります。
自衛官候補生から一般曹候補生になった人は何人かいます。
自分がいた部隊の話で言いますと、割合でいうと15人中2人は合格してます。
勉強量は人それぞれであり、上司から一般曹候補生を受けさせる人もいることから
選択問題の為か、運よく受かればいいな!っていう人もいれば、
市販の中学の教材から勉強している人もいます。
試験日は土、日だったりと休日になりがちです。
そして、部隊によっては試験が終えた時には上司に「無事に試験が終わりました」と
報告したりするので人によってはやや面倒なところもあります。
追記:現役航空自衛官であれば、過去の命令(来間文書)の個別命令などの短期補生の入校に
関する内容が記載してます。あなたの現在の部隊の短期補生の入校の人数がわかると思います。
射運と行進露営があります。
乗り切る方法などあれば教えてほしいです!
りんさん
コメントありがとうございますm(__)m
航空自衛隊の、教育隊において射運と(射撃と運動)行進露営が
おっしゃる通りあります。
自分は熊谷基地で教育隊生活を過ごしてきたので
防府南基地では過ごした事はないです。m(__)m
そして
熊谷基地と防府南基地で内容や雰囲気が変わるので
あくまで参考としてください。
射運は
ほふく前進やハイポートを行いますが
体力に自信が無くても乗り切れると思います。
(※中隊によってはハイポートは任意な所もあります。)
体力に自信が無くてもいける、その理由としては
教育隊では射撃と運動(ほふく前進など)する日までに
自衛官としての基礎体力を養う(体力向上)
ために、朝からの業間訓練(駆け足、腕立て、懸垂、腹筋)
など行うため、自然と体力(体ができる)がついてきます。
個々の能力によっては確かに体力の変動はありますが、
乗り切れます(テレビ等でやっている陸自のイメージでは無い)
射撃と運動を行う前に
怪我防止の観点から、ほふく前進のやり方(展示)、その前に準備体操など
します。
空自の教育隊で、射撃と運動で脱落(自衛隊辞める)する人は見たことが無いですが
それに伴う、怪我、時期によっての熱中症があります。
無理に体を使ったり、訓練中に、まだ俺行ける!!
という状態に陥ると怪我をするリスクが高く、
教育隊生活の評価に響くので、無理だけはしないように
心がけると良いです。
行進露営は
約30キロと歩きます。
荷物(リュック)も背負いますが、重さとしても
そこまで重くないです。(重さで言うと約5kg~10kg程度)
ただ
普段、歩きなれていない人は
足の裏にできる豆(水ぶくれ)や股ずれ、脇ずれ
などおこります。
そういった事での対策としては
ワセリン、ベビーパウダーなど
対策をしっかり行えば、乗り切れます。
航空自衛隊の教育隊の訓練は、安全第一で訓練に臨むため
アンビ(救急車)や歩けなくなった隊員は
車で輸送などしたりします。
きっと教育隊(三か月)は乗り越えられますよ!!!!!!