どーも、ダーキタです。
パンフレットに書いている職種について、書いてみました。
あくまで元空自視点という観点から説明していきますのでご了承ください。
では、どうぞ!
見た目は違うが、書いている内容は同じだったりします。
航空自衛隊の職種
パンフレットに書いている職種は次の通り
- 宇宙(121)
- 操縦・航法
- 気象(252)
- 航空管制(272)
- 兵器管制(273)
- 通信(293)
- 無線レーダー整備(301~305)
- 高射(整備)(314、5)
- 航空機整備(431、2)
- 武器弾薬(462)
- 車両整備(471、2)
- 施設(551~561)
- 消防(571)
- 輸送(602)
- 給養(622)
- 補給(641、1)
- 会計(671)
- 音楽(761)
- 警備(772)
- 衛星(901)
- 救難(921)
- その他
とパンフレットにこんな感じの順序で表示しています。
この表示の仕方は
「特技番号順」に書いてます
特技制度とは??
特技制度とは??
第1条 この達は、航空自衛隊において、職の分類制度を人事管理に活用するために
特技制度に関する達
必要とする特技の取扱制度(以下「特技制度」という。)について定めることを目的
とする。
(特技制度)
第2条 特技制度は、隊員の能力を的確に把握して、個人の経歴管理の方向を明らか
にするとともに人員補充及び教育訓練の計画及び実施に資し適正な人事管理の運営
を図ることを目的とする。
簡単に言うと、
「職種番号+レベル」
そのレベルは
- 初級(3レベル)(2士)
- 中級(5レベル)(空士長)
- 上級(7レベル)(3曹)
部隊にもよるかもしれないですが、
30(さんまる)は術科学校を卒業したら付与されます。
50(ごーまる)は部隊の中で試験科目として合格してから付与されます。
70(ななまる)は3曹になり、術科学校に再び入校します。
部隊によっては、術科学校に行かない部隊もあります。
例えば、教育隊を卒業後(自衛官候補生または、一般曹候補生)
職種は輸送員で第3術科学校を卒業した場合(2士または1士)は
特技番号は「602 30」になります。
こういった話をすると、「特技番号って重要なの??」
と質問が来そうですが、
個人的な話、すごく重要なのか?というと
考え方にもよりますが、自衛隊に入隊した人の過半数はあまり重要視しないです。
基本、自衛隊の書類作成時に必要な項目だったりします。
なぜか?経験上の話では、管制やパイロットが、それぞれ試験などが行われます。その際に適性がなかったり、不合格であれば、特技番号が1→2になり、下がる傾向があります。
例えばの話
管制隊在籍中に適正がなかった→飛行場勤務隊に転属
パイロット過程(2曹)試験、不合格→会計隊に転属
基地警備(空士長)→救難過程卒業(空士長)
という形で特技番号が下がったりします。
パンフレットだけみると勘違いしやすい!?
実際、基地内見学を通じて、部隊説明や職種説明など、職種について触れることが多くなります。そして「この職種!やってみたい!!」と長期的な自衛隊生活をイメージを膨らませる方が多かったりします。
勘違いする言葉
「職種 部隊」 この二つだと思います。
実際のところ、職種が「武器弾薬」のところ、所属する隊(部隊)は「装備隊」です。
武器弾薬→職種
所属する基地または装備隊→部隊
そして
パンフレットに書いている、職種と実際の部隊(隊)が重複している点についてです。
大まかな航空自衛隊の基地内(部隊)の編成としては
- 監理部
- 人事部
- 防衛部
- 装備部
- 飛行群本部
- 飛行隊
- 整備補給群本部
- 検査隊
- 装備隊
- 修理隊
- 車両器材隊
- 補給隊
- 基地業務群本部
- 基地防空隊
- 飛行場勤務隊
- 施設隊
- 通信隊
- 管理隊
- 業務隊
- 会計隊
- 衛生隊
基地所在部隊(管制、救難、気象)
初心者からすると、職種と部隊は区別しにくいです。
こうしてパンフレットの職種と部隊を照らし合わせると
- 飛行(飛行隊)
- 気象(基地所在部隊 気象隊)
- 航空管制(基地所在部隊 管制隊)
- 通信(通信隊)
- 無線レーダー整備(装備隊)
- 高射(整備)(高射隊、基地防空隊)
- 航空機整備(飛行隊、装備隊、修理隊、検査隊)
- 武器弾薬(装備隊)
- 車両整備(車両器材隊)
- 施設(施設隊)
- 消防(施設隊)
- 輸送(管理隊)
- 給養(業務隊)
- 補給(補給隊)
- 会計(会計隊)
- 警備(管理隊)
- 衛生(衛生隊)
- 救難(基地所在部隊 救難隊)
- 装備隊→総括、武器弾薬(アーマー)、無線(ラジオ)、照準器(レーダー)
- 施設隊→総括、土木、消防、給気、電気、設備機械
- 管理隊→総括、警備、輸送
職種説明を聞き、この職種やってみたい!!となり、
航空自衛隊を入隊してから、あの職種は「施設隊だったんだ。」「管理隊だったんだ。」と気づくことは多々あります。
職種説明も、プレゼン能力が高いので、期待値が高まり、理想と現実が食い違うことも考えられます。
おススメの職種については、この記事でも紹介してます。
その中でも、衛生、輸送、車両器材がおススメです。(男性、女性自衛官含む)
けれど、希望職種には100%行けるわけではないのが現実です。
個人的に思うことですが、万が一本当に嫌な職種や、部隊だった場合は
救難員過程(メディック)、空中輸送員(ロードマスター)、部外幹部(一般)、部内幹部、警務隊を挑戦するといいです。
受験資格はもちろんあります。
3曹以上であれば、年齢にもよりますが、救難も、ロードマスター、部内幹部、警務隊もあります。それぞれ、良し悪しはあります。が、そこは吟味して突き進むと良いでしょう!!
因みに、空士からでも、救難員(28歳以下)の応募試験はできます。空士で救難特技(921)なれば、3曹昇任もはるかにしやすくなります。
最後に
個人的な意見になりますが、
部隊説明や、職種説明では部隊のリアルが見えなかったりします、なので、航空自衛隊のことであれば、近くに航空自衛官の人など聞くといろいろと教えてくれたりします。
経験談であれば、分かる範囲であれば相談にも乗りますよ!!
以上!!
終わりッッ!!
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