どーも、ダーキタです!!
自衛隊の試験に合格した方、教育隊入校する組!!!
合格おめでとうございます!!
それと同時に
ようこそ!航空自衛隊の世界へ!!!
と思っている自分がいます!!
そして、航空自衛隊について話せたらいいなぁーと思います!!
で、
今回は、航空自衛隊にいた時の話になります!!
なので、部隊(所属する基地)にもよって違う内容にもなるので、ご参考にしていただけると幸いです。
そして、なぜおススメなのか?
- 曹に比較的なりやすい。
- 比較的体力がいらない。
- 民間に転用できる部分がある
という着眼をもって話して行きたいと思います!!
元空自隊員がおススメする職種??
自分がいた部隊で客観視しておススメできる職種は以下の通り
- 輸送(管理)
- 衛生
- 車両器材
沢山ある中で、この3つはおススメできる!!
それぞれ、着眼も含め話して行きたいと思います!!
曹に比較的なりやすい部隊は??
答えは、空士の人数(ライバル)が少ない部隊(隊)です。
曹昇任のちょっとした内容で触れていきます。
自衛官候補生・一般曹候補生
は曹昇任試験(正社員試験)に向けてそれぞれやってると思います。
航空自衛隊に入隊し3年勤務していると、曹昇任試験という事で意識する場合があります。
それは、各部隊(所属している隊)
「曹昇任ができる枠」(定員数なもの)
結構、曹昇任試験に向けてのモチベーションにはなるのかな?と思います。
例えばの話
- 例1)前期の全国の航空自衛官の3曹昇任者の枠は約400人分
- 例2)それぞれの基地に曹昇任者 の枠が約10人分
- 例3)各隊(部隊)に来る昇任枠が約1人分
という形で枠が回ってきます。
そして、
- 例)補給隊20人の空士に対して、昇任の枠1人
- 例)衛生隊2人の空士に対して、昇任の枠1人
という事であれば、昇任しやすいのは、空士の数が少ない
「衛生隊」と言えます!!
仮に衛生隊の2人は自衛官候補生と一般曹候補生として
どちらも空士なので、一般曹候補生が昇任しやすいかもしれないですが。
正直に言うと「どんぐりの背比べ」です。
なので、自衛官候補生でも、体力検定や恒常業務で成績が高ければ、
一般曹候補生を抜いて、昇任できることが多々あります。
そして、自衛隊あるある??
「謎人事」(なんでこんな人が昇任したの?)
よくあります!!
実際にあった曹昇任での話で
どちらも一般曹候補生の人
- A隊員 自衛隊歴8年 試験15点 体力5級 面接B
- B隊員 自衛隊歴4年 試験23点 体力2級 面接A
結果だけ見るとB隊員の方が優秀です。
ですが、この時に3曹昇任したのはA隊員です。
B隊員は、「これだけ頑張って結果出したのに、そんな努力もしてない先輩がなんで3曹なってるんだよ!!」とキレながらも嘆いてました。
体力いる部隊は??
体力が必要とする部隊は「警備、消防、救難(メディック)」の3つです。
けれど、基本は自主トレがメインなので、比較的その部隊は体力がある人が多い部隊になります。
もちろん、航空機整備員でも、化け物級の体力をお持ちの方がいるので、これと言ってはっきりと言えないです。
航空自衛隊はイメージしているほど体力を消耗する部隊は少ないです。
けれど、年間の走行距離(駆け足の距離)は、大体700kmと色々と走らないといけない部隊も存在します。
輸送(管理)、衛生、車両器材はもちろん特化した部隊ですが、肉体労働ではなく、役職にもよりますが、ほとんどが定時で帰れる部隊です。でも居心地が良いと、何かしらゆっくりして帰る隊員がいました。
定時で帰れるってことは、自衛隊内の部活動や、自主トレができるので、良い環境ともいえるでしょう。
そして
花形である、飛行隊(航空機整備)は大変だったりします。
戦闘機に触れる!!かっこいい!!という想像を膨らませる方が多いですが。
実際は起床が朝4時(早出)と早く、夜間飛行があるとそれまで拘束されたりと、あまり個人の時間が取れない時期があったりします。
1日中、格納庫で整備していることもあり、真夏の日も寒い日も整備するのでそういった意味では体力が削れたりします。
その他、「戦闘機が好きで入ったけど、3日で飽きた」、「こだわりが強い先輩にしこたま怒られた」という方の意見をよく耳にしますね。
けれど、そのマイナス面もありますが、臨時勤務で海外に行ったり、戦闘機に個人の名前を刻まれたり自慢できる面もあるので、やりがいを感じる所でもあります!!
民間で転用できそうな部隊は??
自衛隊から民間に100%転用できるか?という部隊はほとんどないです。
けれど、
輸送(管理)であれば、第2種大型免許もってなくても、大型バスは運転できます。その車両特性を生かして、バスの運転手や輸送業に向いていたりします。
衛生は、看護師(技官)監修のもと、自衛官相手に注射打てますし、航空身体検査で行う器材も触れたり、放射線技師や心理カウンセラーとの接点も持てたりします。なので色々と自分の将来設計が持ちやすくイメージがしやすくなります。
車両器材は、自動車整備士の資格が取れたり、資格が取る前でも車両の整備をしたりするのでそういった意味では民間に転用できると思いますが、民間での車両整備はおススメはしないです。
この3つ以外に民間に転用できそうな部隊は
施設になります(経験上)
施設でも、細分してます。電気、給気、土木、消防など、、、、
その中でも土木は滑走路の補修をしたり、滑走路周辺の草刈りなど行い、冬には除雪作業も行って来たりと大型特殊などの資格が取れるため、民間での転用は出来るでしょう。ですが作業資格を所持していない方もいるのでそこはあしからず。。。
現実問題・・・・・
新隊員(自候生、補生)教育隊で100%、希望任地=職種は行けない方が多数います。
「じゃあ、どうしたらいいの??」
と聞こえそうで、ビクビクしてます。
自分がいた、航空団の部隊にはこういう言葉があります。
「団内異動や総括勤務」という言葉があります。
例)
補給隊(需品班)→飛行隊(補給係)団内異動
装備隊(武器弾薬)→装備隊(総括班 庶務係)総括勤務
となります。
「うわぁー思っていた職種に入れんかった、自衛隊辞めよ」
って思うより、
持続走大会や戦技競技大会などの、イベントに積極的に参加したら良いと思ってます。
「面倒くさい、やる気しない」という考えは、個人的にはよくないです。
自分がいた部隊は、何かと個人の努力によって、個人の能力向上したりします。頑張っている人を昇任の枠に入れようと上司は考えてたりします。上司(隊長クラス)の周りにも「なんであの人、昇任しないんだ??」と上司同士話あったりします。
最後に
いかがでしたか??
航空自衛隊は、沢山の職種があります。けれど、今回紹介した部隊は、まだまだ一部に過ぎない所でもあります。
けれど、自衛官候補生、一般曹候補生でどんな職種が良いのか?と右も左もわからないヒヨっこたちが存在してます。それで、やっぱり合わなかった!という事ですぐ自衛隊を辞めていく自衛官が存在します。
職種について迷っている方であれば相談にも乗りますよ!!
その時は、コメント欄やお問い合わせのメールにて連絡ください!!
以上!!
おわりッッ!!
合わせて読みたい
コメント
これから入隊するので記事すごく参考になりました!
他の職種も気になります
レーダー、通信、航空管制、警戒管制、高射、気象などはどういう印象でしょうか?
もりさん!!
コメントありがとうございます!!
自分がいた部隊いるときの印象になりますのであくまでご参考にしてください!!
レーダー(装備隊の照準器小隊)になります。
航空機の供えられている、計器類の整備がメインです。
自分の同期はTO(技術指令書)がよく変わるから大変と聞きます
そのほか、アーマー(武器弾薬)、ラジオ(無線小隊)などもあります
通信は、有線班、無線整備班など意外と細分しています。
携帯(スマホ)から基地に電話すると最初につながります。(有線班)
各部署にもよりますが、秘匿性の高いところでもあります。
体力が比較的いらないので、女性にはもってこいの部隊です。
航空管制は管制班、整備班とあります。
管制班、整備班は結構雲泥の差があるという感じです。
というのも、管制班は指示一つで、大事故につながり兼ねない
とのことから、厳しい指導があったりします。
整備班は、タカンや送信所の整備だったりします。
警戒管制は秘匿性が高い部隊になります。
主に日本の上空を飛ぶ戦闘機、旅客機をDC(防空指令所)
で見ています。日本海で訓練している戦闘機にも指示を
していたりしてます。
管制と警戒管制の違いは
管制→基地周辺の航空機の誘導
警戒管制→各方面を監視、誘導をしている感じです。
高射は高射部隊、基地防空隊となります。
高射部隊はあまりよくわからないです。
基地防空は主に整備班、射撃小隊とあり、短SAMや携SAM、VADSなど
いかに展開を素早くする部隊でもあります。
訓練以外は比較的時間がとれる部隊でもありますね。
気象(気象隊)は予報班、観測班、整備班などがあります。
自分がいつもお世話になっていたのは、観測班です。
ここに電話すると、基地周辺の気象など教えてくれます。
自分がいた部隊は、仲がいいので、たまに遊びに行き、
色々と内情を教えてくれましたね。
結構ザーッと書いて長文になりましたが、いかがでしたが?
また何かあれば聞いてくださいね!!
以上!!